ライセンスサーバーのインストール手順は以下のとおりです。
ライセンスサーバー設定(Windows ファイヤーウォールでのポートの開放を含む)や、ネットワークサーバーのログファイルの見方の FAQ も参考にしてください。
インストールガイド(日本語版)に関しては、こちら のリンク先からダウンロード可能です。
Windows
MAPLE NETWORK TOOLS のインストールとアクティベーション
- こちら のページへアクセスし、最下部の >> Maple Network Tools の項目より、Maple のバージョンに対応した Network Tools インストーラ(日本語版)のリンクをクリックします。
リンク先から、Windows 版のインストーラをダウンロードします。 - ダウンロードしたインストーラを右クリックし、「管理者として実行」します。
- インストーラの指示に従い、インストールを完了させます。
- 「activate」フォルダを開きます。デフォルト設定では以下の場所に生成されます。
C:\Program Files\Maple Network Tools\activate
- フォルダ内の「activation.exe」を「管理者として実行」します。
- ネットワーク版のパーチェスコード、ライセンスサーバ名、および「lmgrd.exe」が使用するポート番号を入力します。
注意: このポートと「maplelmg」のポートはファイアウォール上で開放されている必要があります。 Windows ファイアウォールでのポート開放に関しては、こちらを参考にしてください。 - 必要情報を入力します。また、ここで、アクティベーションを行うライセンス数を指定します。
(入力可能なライセンス数の上限が表示されています。) - アクティベーションした製品のライセンスファイルが「activate」フォルダに生成されます。
補足:サーバーライセンスファイルのオプション設定が必要な場合は、こちら を参照してください。
LMTOOLS 11.13 の設定
- ライセンスマネージャー「LMTools」を開きます。
- 「Config Services」タブを選択します。
- 以下の3つの必要なパスを設定します。デフォルトでは以下のようになります。
lmgrd.exe へのパス:C:\Program Files\Maple Network Tools\FLEXlm\11.13.1.2\windows\lmgrd.exe
ライセンスファイルのあるフォルダへのパス:
(※Maple のみ管理する場合は、フォルダ内の「Maple****.lic」ファイルを指定します。)
C:\Program Files\Maple Network Tools\activate
デバッグ用ログファイルへのパス:C:\Program Files\Maple Network Tools\FLEXlm\11.13.1.2\windows\log.txt
(注意:場合によっては、空のテキストファイルをログ用に作成しておく必要があります。パスを正しく指定すれば「log.txt」以外のファイル名も使用可能です。)
- 「Use Services」にチェックを入れます。(推奨)
- 「Start Server at Power Up」にチェックを入れます。(推奨)
(※チェックを入れると PC 起動時に、ライセンスマネージャが自動で起動されます。) - 「Save Service」をクリックして設定を保存します。
(※必要に応じて「Service Name」を変更してから保存します。例:「maple」) - 「Start/Stop/Reread」 タブを選択します。
- 「Force Server Shutdown」にチェックを入れてから「Stop Server」をクリックします。
- 下部のダイアログに「Stopping server」と表示されます。少し待った後で、「Force Server Shutdown」チェックボックスをオフにします。
- 「Start Server」をクリックします。
- 下部のダイアログに「Server Start Successful」と表示されれば完了です。
クライアントマシン側での MAPLE のインストール
- インストールでは「ネットワークライセンス」を選択してください。
- アクティベーションでは「ライセンスサーバの名前」と「ポート番号」を指定してください。
「license.dat」ファイルが以下に生成されます。(Maple 2020 &デフォルト設定の場合。)C:\Program Files\Maple 2020\license\license.dat
- クライアント側のライセンスファイルでの「lmgrd.exe」のポート番号は、デフォルトでは 27000 になります。サーバ側のライセンスファイルで異なるポート番号を指定している場合、クライアント側のライセンスファイル「license.dat」内のポート番号の記述を変更する必要があります。
- Maple の起動確認をクライアントマシンで行います。
Mac
MAPLE NETWORK TOOLS のインストールとアクティベーション
- こちら のページへアクセスし、最下部の >> Maple Network Tools の項目より、Maple のバージョンに対応した Network Tools インストーラ(日本語版)のリンクをクリックします。
リンク先から、Mac 版のインストーラをダウンロードします。 - ダウンロードした「NetworkToolsMacInstaller_ja.dmg」を右クリックして開く。
- 上記を実行後にできる「NetworkToolsMacInstaller_ja」を右クリックして開く。
- インストーラの指示に従い、インストールを完了させます。
- 「activate」フォルダを開きます。デフォルト設定では以下の場所に生成されます。
「$USER」はマシンのユーザ名に置き換えてください。
//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/activate
- 上記フォルダ内の「activation」を実行します。ダイアログが起動します。
- ネットワーク版のパーチェスコード、ライセンスサーバ名、および「lmgrd.exe」が使用するポート番号を入力します。
注意: このポートと「maplelmg」のポートはファイアウォール上で開放されている必要があります。 - 必要情報を入力します。また、ここで、アクティベーションを行うライセンス数を指定します。
(入力可能なライセンス数の上限が表示されてます。) - アクティベーションした製品のライセンスファイルが「activate」フォルダに生成されます。
サーバの開始
以下のコマンドをターミナルに入力します:
(※Maple のみ管理する場合は、ライセンスフォルダではなく、ライセンスフォルダ内の「Maple****.lic」ファイルを直接指定します。以下、ライセンスのフルパス指定の項目は同様に。)
cd <full path of the lmgrd folder>
./lmgrd –c <full path to the network license folder or license file> -l <full path to the debug log file> &
デフォルトでは以下のようになります(FLEXlm 11.13.1.2 の場合):
cd “//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/FLEXlm/11.13.1.2/”
./lmgrd –c “//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/activate” -l “//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/FLEXlm/11.13.1.2/log.rtf” &
注意:場合によっては、あらかじめ空のログファイル「log.rtf」(または任意の名前)をデスクトップ上に作成し、上記のディレクトリに移動させておく必要があります。
サーバの停止
サーバを停止する場合は、以下のコマンドをターミナルに入力します:
cd <full path of the lmgrd folder>
./lmutil lmdown –q -c <full path to the network license folder or license file>
デフォルトでは以下のようになります(FLEXlm 11.13.1.2 の場合):
cd “//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/FLEXlm/11.13.1.2/”
./lmutil lmdown –q –c “//Users/$USER/Applications/Maple Network Tools/activate”
クライアントマシン側での MAPLE のインストール
- インストールでは「ネットワークライセンス」を選択してください。
- アクティベーションでは「ライセンスサーバの名前」と「ポート番号」を指定してください。
「license.dat」ファイルが以下に生成されます。(Maple 2020 &デフォルト設定の場合。)//Library/Frameworks/Maple.framework/Versions/2020/license/license.dat
- クライアント側のライセンスファイルでの「lmgrd.exe」のポート番号は、デフォルトでは 27000 になります。サーバ側のライセンスファイルで異なるポート番号を指定している場合、クライアント側のライセンスファイル「license.dat」内のポート番号の記述を変更する必要があります。
- Maple の起動確認をクライアントマシンで行います。
Linux
MAPLE NETWORK TOOLS のインストールとアクティベーション
- こちら のページへアクセスし、最下部の >> Maple Network Tools の項目より、Maple のバージョンに対応した Network Tools インストーラ(日本語版)をクリックします。
リンク先から、Linux 版のインストーラをダウンロードします。 - ターミナルを開き、インストーラをダウンロードしたディレクトリに移動します。
- 以下のコマンドを実行します。
chmod +x NetworkToolsLinuxX64Installer.run
./NetworkToolsLinuxX64Installer.run - インストーラの指示に従い、インストールを完了させます。
- ターミナルでアクティベーションスクリプトを実行します。デフォルトのディレクトリの場合、以下のコマンドを実行します。
cd /home/$USER/MapleNetworkTools/activate
「$USER」はマシンのユーザ名に置き換えてください。
./activation - ネットワーク版のパーチェスコード、ライセンスサーバ名、および「lmgrd.exe」が使用するポート番号を入力します。
注意: このポートと「maplelmg」のポートはファイアウォール上で開放されている必要があります。 - 必要情報を入力します。また、ここで、アクティベーションを行うライセンス数を指定します。
- アクティベーションした製品のライセンスファイルが「activate」フォルダに生成されます。
サーバの開始
以下のコマンドをターミナルに入力します:
(※Maple のみ管理する場合は、ライセンスフォルダではなく、ライセンスフォルダ内の「Maple****.lic」ファイルを直接指定します。以下、ライセンスのフルパス指定の項目は同様に。)
cd <full path of the lmgrd folder>
./lmgrd –c <full path to the network license folder or license file> -l <full path to the debug log file> &
デフォルトでは以下のようになります(FLEXlm 11.13.1.2 の場合):
cd /home/$USER/MapleNetworkTools/FLEXlm/11.13.1.2
./lmgrd –c /home/$USER/MapleNetworkTools/activate -l /home/$USER/MapleNetworkTools/FLEXlm/11.13.1.2/log.txt &
注意1: サーバの開始ができない場合(例 bash: ./lmgrd: No such file or directory)、32-bit 互換ライブラリが必要な場合があります。FAQ:64-bit Linux で Maple がアクティベーションできない を参照してください。
注意2: エラー表示もなく、サーバが開始できない場合は、「./lmstat」を試すか、上記で指定したログファイルを確認してください。以下のようなエラーが確認できた場合、
Error getting status: Cannot find license file. (-1,359:2 "No such file or directory")
以下を試してください。
export LM_LICENSE_FILE=/home/$USER/MapleNetworkTools/activate
サーバの停止
サーバを停止する場合は、以下のコマンドをターミナルに入力します:
cd <full path of the lmgrd folder>
./lmutil lmdown –q -c <full path to the network license folder or license file>
デフォルトでは以下のようになります(FLEXlm 11.13.1.2 の場合):
cd /home/$USER/MapleNetworkTools/FLEXlm/11.13.1.2
./lmutil lmdown –q –c /home/$USER/MapleNetworkTools/activate
クライアントマシン側での MAPLE のインストール
- インストールでは「Network installation」を選択してください。
- アクティベーションでは「ライセンスサーバの名前」と「ポート番号」を指定してください。
「license.dat」ファイルが以下に生成されます。(Maple 2020 &デフォルト設定の場合。)
//home/$USER/maple2020/license/license.dat
- クライアント側のライセンスファイルでの「lmgrd.exe」のポート番号は、デフォルトでは 27000 になります。サーバ側のライセンスファイルで異なるポート番号を指定している場合、クライアント側のライセンスファイル「license.dat」内のポート番号の記述を変更する必要があります。
- Maple の起動確認をクライアントマシンで行います。